【開催報告】16名が参加|自伐型林業の施業地見学会を開催しました(8月22日)

2026年8月22日(土)、安芸太田町寺領長原の山林で、自伐型林業の施業地見学会を開催しました。
当日は、町内外から16名の皆さまにご参加いただきました。
安芸太田町役場から1名、スタッフ6名を含め、総勢23名で実際の山林を歩きながら、森林作業道や間伐、伐った木の活かし方などを見ていただきました。
7月26日に続く、本年度2回目の施業地見学会です。
暑い中ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
本見学会は、安芸太田町委託「令和8年度 自伐型林業普及促進業務」の一環として開催したものです。
ほぼ一人で施業してきた山林を見ていただきました
今回見学していただいたのは、当会の施業担当者が、これまでほぼ一人で森林作業道の開設や間伐などの施業を進めてきた山林です。
大規模な機械や多くの人員に頼るのではなく、地形に合わせて小さな森林作業道を配置し、昨年から森林管理をスタートさせました。
見学会では、森林作業道を歩きながら、
・地形に合わせた作業道の配置
・道の幅や勾配、山の地形との関係
・伐った木の搬出と活用
などについて、実際の現場を見ながら説明しました。

小さな森林作業道が、継続的な森林管理の基盤になります
森林作業道は、木材を搬出するためだけの道ではありません。
山を大きく削らない小規模な作業道を整備することで、繰り返し山へ入り、間伐や木材搬出、作業後の見回りなどを続けやすくなります。
今回の施業地でも、山の地形を見ながら道を配置し、必要な場所へ継続して手を入れられる環境を整えてきました。
実際に歩いていただくことで、写真や図だけでは分かりにくい道幅や勾配、森林との距離感を感じていただけたと思います。

間伐と、伐った木の活かし方
自伐型林業では、一度に森林を大きく伐採するのではなく、木の成長や森林の状態を見ながら少しずつ間伐し、長期的に森を育てていきます。
また、間伐した木は、木材として出荷するだけでなく、薪やホダ木など、それぞれの状態に応じた方法で活かすことができます。
森林を整備することと、伐った木を無駄なく活かすこと。その両方を続けることが、持続可能な森林管理につながります。
アンケートから見えた、山や作業道への高い関心
見学会終了後、参加者16名全員にアンケートへご協力いただきました。
満足度については、「とても満足」9名、「満足」6名で、15名、93.8%の方から満足との回答をいただきました。
印象に残ったこと・役に立ったこととして多く挙げられたのは、
・自伐型林業の考え方 10名
・施業地の森林の状態 9名
・森林作業道づくり 8名
でした。
自伐型林業の考え方だけでなく、実際の森林の状態や作業道を現地で見ていただいたことが、理解につながったと考えています。
見学から、技術の習得や山林相談へ
アンケートでは、12名、75.0%の方が今後の研修への参加に前向きな意向を示されました。
今後学んでみたい内容としては、森林管理・経営、間伐・木材搬出、チェーンソー・伐倒、自伐型林業の基礎、森林作業道づくりなど、実践につながる内容への関心が寄せられました。
また、山林に関する相談では、
・山の状態を一度見てほしい 5名
・今後の管理について相談したい 4名
・作業道について相談したい 3名
・山の活用について相談したい 2名
という具体的なニーズも確認できました。
今回の見学会が、自伐型林業を知っていただくだけでなく、自分の山の管理や、技術を学ぶ次の一歩を考える機会にもなったと感じています。
見学から、次の研修へ
アンケート回収後には、参加者全員へ2026年度の自伐型林業研修の日程を掲載したチラシを配布し、今後の研修についてご案内しました。
当会では、
施業地を見て知る → 技術を学ぶ → 実際の山で実践する
という流れにつなげることを目指しています。
10月以降、チェーンソー取扱特別教育、作業道開設、伐倒・造材・搬出などの研修を予定しています。参加者募集は9月ごろ開始する予定です。
今後も、実際の森林を見ていただく機会や、森林整備の技術を学べる研修を通じて、安芸太田町で自伐型林業に取り組む人材を増やしていきます。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
※掲載している写真は、参加者の皆さまに撮影およびホームページ等への掲載についてご了承いただいた上で掲載しています。
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