【開催報告】21名が参加|自伐型林業の施業地見学会を開催しました(7月26日)

2026年7月26日(日)、安芸太田町内の施業地において、自伐型林業の施業地見学会を開催しました。

当日は、町内外から21名の皆さまにご参加いただきました。

また、安芸太田町から橋本町長をはじめ2名にご参加いただき、スタッフ6名を含め、総勢29名で実際の森林を歩きながら、自伐型林業による森づくりについて見学していただきました。

暑い中ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

本見学会は、**安芸太田町委託「令和8年度 自伐型林業普及促進業務」**の一環として開催したものです。

▲ 森林作業道の入口で施業担当者の説明を聞く参加者の皆さん


実際の山を歩きながら、自伐型林業を見ていただきました

今回の見学会では、実際に整備を進めている山林に入り、森林作業道を歩きながら、

・自伐型林業による森づくり
・森林作業道の考え方
・地形に合わせたルート選定
・間伐と森林管理
・木材の搬出方法

などについて、現場を見ながら説明しました。

森林作業道は、単に木材を搬出するためだけの道ではありません。

山の地形に合わせて小規模な作業道を配置することで、繰り返し山へ入り、間伐や木材搬出などの森林管理を続けていくための基盤になります。

▲ 森林作業道を歩きながら、山の地形や森林の状態(樹種・林齢・間伐歴等)を説明

▲ 実際の施工箇所で排水について説明


「この山をこれからどう整備していくのか」

今回の見学会では、参加者の皆さんから多くのご質問をいただきました。

特に話題となったのが、

「自伐型林業では、この山を今後どのように整備していくのか」

ということです。

自伐型林業では、一度に森林を大きく伐採して終わるのではなく、森林作業道を活用して繰り返し山へ入り、木の成長や森林の状態を見ながら間伐を行い、長期的に森林を育てていきます。

今回見学していただいた山林についても、今ある森林の状態や地形を見ながら、継続的に手を入れていく考え方について説明しました。

▲ 作業道を歩きながら、道幅・切りの高さや樹冠、今後の森林整備について説明


現場の技術から国の森林・林業政策まで

質疑応答・意見交換では、森林作業道のつくり方や間伐、木材搬出といった現場の技術だけでなく、これからの森林管理や国の森林・林業政策に関することまで、幅広いご質問をいただきました。

実際の森林に立って、

「この道はなぜここを通っているのか」
「この森林をこれからどうしていくのか」

といったことを一緒に考えながら意見交換できたことは、私たちにとっても大変有意義な機会となりました。

▲ 現場を見ながら行われた質疑応答・意見交換


林内作業車による木材搬出についても紹介

見学会では、木材の搬出などに使用する林内作業車についても紹介しました。

自伐型林業では、小規模な森林作業道と小型の機械を組み合わせながら、山への負担をできるだけ抑え、継続的な森林管理につなげていきます。

▲ 木材の搬出作業で使用する林内作業車について説明


アンケートから見えてきたこと

見学会終了後には、今後の研修や森林整備の取り組みに生かすため、参加者の皆さんにアンケートへのご協力をお願いしました。

回答では、**「施業地の森林の状態」「自伐型林業の考え方」「作業道づくり」**が特に印象に残った内容として多く挙げられました。

また、

「見事に道がついていて、感動しました」

という感想もいただきました。

今後学んでみたい内容としては、チェーンソー・伐倒作業道づくりなどの実践的な技術に加え、山林の管理・経営や山林所有者向けの相談への関心も寄せられました。


「自分の山をどうしたらいいのか」という声も

今回のアンケートで特に印象的だったのは、参加された方の多くが、所有や家族所有、将来の相続などを通じて、実際に山林との関わりを持っていたことです。

そして、

「山の状態を一度見てほしい」
「今後の管理について相談したい」

といった具体的な声も複数寄せられました。

森林を所有していても、

「自分の山が今どういう状態なのか分からない」
「これからどう管理すればいいのか分からない」

という方は少なくありません。

今回の施業地見学会が、自伐型林業を知っていただくだけでなく、それぞれが自分の山について考えるきっかけにもなったことは、大きな成果の一つだったと考えています。


見学会から、次の一歩へ

当会が施業地見学会を開催する目的は、完成した森林作業道を見ていただくだけではありません。

実際の山を歩いて自伐型林業を知っていただき、

「もっと技術を学んでみたい」
「自分でも森林整備に取り組んでみたい」
「所有している山について相談してみたい」

という次の一歩につなげていくことも大切だと考えています。

今回のアンケートでも、今後の研修について具体的な参加意向を示された方が複数あり、山林の現地確認や管理についての相談ニーズも確認することができました。 

今後も、

施業地を見て知る → 技術を学ぶ → 自分の山で実践する

という流れにつながるよう、見学会や研修、山林所有者の皆さまからの相談対応に取り組んでいきます。

ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

※掲載している写真は、参加者の皆さまに撮影およびホームページ等への掲載についてご了承いただいた上で掲載しています。


次回の施業地見学会は8月22日(土)です

次回は、**2026年8月22日(土)**に、安芸太田町寺領長原の山林で施業地見学会を開催します。

今回とは地形も土質も異なる山林で、実際に森林作業道を歩きながら、自伐型林業による森林整備についてご紹介します。

参加無料です。

自伐型林業に興味のある方はもちろん、

「自分の山をこれからどうしたらいいのだろう」

という山林所有者の方も、ぜひお気軽にご参加ください。

8月22日(土)施業地見学会の詳細・お申し込み


2026年度 自伐型林業研修・見学会

当会では、施業地見学会のほか、自伐型林業を実践するための各種研修を予定しています。

森林整備や自伐型林業に関心のある方、実際の技術を身につけたい方は、ぜひご参加ください。

2026年度 自伐型林業研修・見学会の日程はこちら

自伐型林業について知りたい方へ

自伐型林業の考え方や、私たちが取り組む森づくりについて、ホームページでもご紹介しています。